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コークス工学研究部会

目的

   コークスは主として、製鉄用、鋳物用に使用されるが、その他に種々の燃料、カーバイド、炭素材製造用原料としても利用され、その用途は広いものです。わが国で製造されるコークスの90%以上は製鉄用に使用されています。製鉄用コークスは、高炉で鉄鉱石を還元する際の還元材として使用されます。
 コークス製造の歴史はヨーロッパにおいて17世紀頃より塊炭を山積みして、内部より塊コークスを得る「野焼法」が始まりと考えられます。その後、時代の進展とともに近代的なコークス製造設備に進歩し、最新のSCOPE21プロセスの研究では、石炭を急速加熱処理することにより非微粘結炭の性状を改質し、コークス製造用の石炭資源を拡大する技術が提案されています。
 コークス製造法は、石炭をコークス炉内で乾留することにより、軟化溶融、再固化、強度発現の過程を経てコークスが製造されるプロセスです。本プロセスをさらに発展させるために、現在、石炭資源、石炭の軟化溶融機構、省エネルギー問題、ガス・油分などの副産物の高度利用技術、炭素構造発達機構など、石炭科学およびエネルギー使用技術に関連する興味深いテーマが多数研究されています。
 
 そこで本部会では、大学、国研機関における研究シーズと、企業での技術開発上の問題点からの研究・技術ニーズとの共用および情報交換を目的として、学会等における研究成果の発表と討論を実施します。また、日本における技術の更なる向上と海外との連携を深めるために、国内はもとより、海外も含めたコークス研究・技術開発の情報を提供します。さらには、次世代のコークス製造、利用技術を担う若手研究者、技術者の育成を目的として、勉強会での集中討論や見学会開催による情報収集を行います。

 

 本部会に興味のある多数の皆様のご参加をお待ちしております。

部会活動

<活動方針>
 
1.日本エネルギー学会大会、石炭科学会議などにおける研究成果の発表と討論を行う。
 
2.海外、国内のコークス研究に関する情報発信の機会を設ける。

3.若手研究者との技術交流、技術討議の場を設ける。
 
<活動内容>
 
1.石炭科学会議を共同で開催する(石炭科学部会、コークス工学研究部会、1回/年)
 
2.若手の勉強会・見学会を開催する(1回/年)、日本エネルギー学会のホームページに掲載。
 
3.幹事会;約3回/年

メンバー

部会長

 

鷹觜利公

 

(産総研)

幹事

 

上坊和弥

 

新日鐵住金

幹事

 

松井 貴

 

JFEスチール

幹事

 

西端裕子

 

(関西熱化学)

   

青木秀之

 

(東北大学)

   

朝熊裕介

 

(兵庫県立大学)

    奥山憲幸   (神戸製鋼所)
   

則永行庸

 

(九州大学)

   

森下佳代子

 

(小山高専)

   

両角仁夫

 

(高知工科大学)

   

矢内俊一

 

(NEDO)

 

 

学会案内

学会案内を更新しました。(開催日降順)
国内会議
*2024年10月30日-31日
 第61回石炭科学会議
 高松・サンポートホール高松

連絡先

部会HP担当:矢部 智宏(東京大学)
連絡先:tyabe@g.ecc.u-tokyo.ac.jp

リンク集

 

一般向け

   独立行政法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)

 財団法人 石炭エネルギーセンター(JCOAL)

 独立行政法人 日本学術振興会(JSPS)
    製銑第54委員会
    石炭・炭素資源利用技術第148委員会

 コーリンク株式会社(紹介ページ)

 
 

専門家向け

 経済産業省(METI)

 資源エネルギー庁(ANRE)

 社団法人 日本鉄鋼協会(ISIJ)

 社団法人 化学工学会(SCEJ)
    化学工学会関西支部(2006.11.27現在アクセス不可)

 エネルギー・資源学会(JSER)

 社団法人 日本鉄鋼連盟(JISF)

 
※ リンク先のホームページはあくまでも関連情報の提供であり、
当会がその内容等を推薦していることを意味するものではありません。
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